フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションプロジェクトとは
静岡県では、食品やライフサイエンス分野で優れた研究実績を持つ大学、研究機関などの地域資源を活用して、食品関連産業の振興と集積を目指す「フーズ・サイエンスヒルズプロジェクト」を平成14年度(2002年度)に立ち上げ、産学官金が連携し、研究開発から事業化、販路開拓、人材育成など各種支援に取り組んできました。機能性表示食品や化粧品の開発などを更に推進するとともに、食を中心とするヘルスケア対策を促進し、県民の健康長寿の延伸につなげます。
フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションプロジェクト第1次戦略計画
静岡県では、食を中心にしたヘルスケアの取組や、先端科学技術を活用した付加価値の創出などの視点を取り入れた新プロジェクト「フーズ・ヘルスケア オープンイノベーションプロジェクト(Food and Healthcare Open Innovation Project:FHCaOI
(カオイ)プロジェクト)」(令和2~6年度)を立ち上げ、これまで蓄積してきたさまざまな実績をより発展させて参ります。
令和2年3月に静岡県が策定したフーズ・ヘルスケアオープンイノベーションプロジェクト第1次戦略計画はコチラからご覧いただけます。
基本目標
・食を中心とする健康増進社会の実現
・異分野の融合によるイノベーションの創出
成果指標
戦略計画において、計画最終年度である令和6年度の成果指標を設定します。
成果指標 | 目標値 | 現状値 |
静岡県の健康寿命 | 全国第1位 | 男女共に全国第2位 (男性72.15 歳、女性75.43 歳) |
食料品等の付加価値労働生産性 | 全国第1位 | 全国第4位 (14.90 百万円/人 |
対象産業
食料品、飲料、化成品、加工機械、ヘルスケア等
活動指標
活動指標 | 達成値 |
産学官金連携による研究件数 | 90 件/年 |
事業化件数 うち、ヘルスケア産業分野の事業化件数 |
40 件/年 5 件/年 |
販売促進支援件数 | 110 件/年 |
産学官金連携による人材育成数(総合食品学講座、健康イノベーション専攻) | 100 人/年 |
フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションプロジェクトの歩み
年度 | 内 容 |
平成14年度 | ・都市エリア産学営連携促進事業(一般型)(~16年度)(県・静岡市・焼津市) |
平成17年度 | ・都市エリア産学営連携促進事業(発展型)(~19年度)(県・静岡市・焼津市) |
平成20年度 | ・フーズ・サイエンスヒルズプロジェクト推進事業開始(県・静岡市・焼津市・藤枝市) ・地域結集型研究開発プログラム(H21.1~H25.12)(JST・県・静岡市) |
平成21年度 | ・(公財)静岡県産業振興財団内に、フーズ・サイエンスセンターを開設 |
平成22年度 | ・フーズ・サイエンスヒルズプロジェクト戦略計画(~H26年度) |
平成26年度 | ・島田市、牧之原市、金融機関のフーズ・サイエンスヒルズプロジェクトへの新たな参画 |
平成27年度 | ・フーズ・サイエンスヒルズプロジェクト第2次戦略計画(~H31年度) ・機能性表示食品制度支援体制整備 |
平成30年度 | ・化粧品等化成品の開発強化(H30~R3年度) ・第2次戦略計画の改定 |
令和元年度 | ・健康食イノベーション推進事業の開始(R1~R3年度) |
令和2年度 | ・フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションプロジェクト第1次戦略計画(~令和6年度) ・フーズ・ヘルスケアオープンイノベーションセンターに改名 |